Flash術
Flashでサイトを制作する。これが当たり前のようになってきた。最近のブロードバンド化により、通信環境に対する問題が軽減され、今までHTMLベースでやってきたことがFlashにシフトし、より豊かな表現が可能になってきたのだ。表現の幅は確実に広がっている。オリジナリティあふれる表現を見つけだそう。
fujimaki 藤牧 篤   ATSUSHI FUJIMAKI
Web制作会社にてデザイナーとして経験を積む。
2001年、フリーで活動を開始し、現在、NON-GRIDにてアートディレクションから制作までをこなす。


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VOL.30 [ IMG Explore 3 : ズーム2(3) ]
前回で、必要となるパーツの作成が終わった。今回は、それらを組み合わせ、アクションを加えて仕上げていこう。
今回記述するアクションは、vol22のものとほぼ同じものになる。倍率変化を持たせていないので、構造は多少シンプルだ。
1. パーツの配置
それでは、前回までに作成したムービークリップを配置していく。まずはナビゲーションとなるパーツからだ。
前回の//1で出来上がったシンボル(背景イメージとボールモーションを含んだシンボル)をメインのタイムラインに配置する。そして、インスタンス名を「imgS」にする。さらにここでは50%へ縮小させている。
ズーム用イメージ「imgL」の500%に対して、1/10の比率だ。
capture

配置したナビゲーション用のシンボル「imgS」
次に、ズーム用イメージの配置だ。「imgL」を内包したシンボルを配置し、インスタンス名を「zoom」とする。

配置したズーム用のシンボル「zoom」
表示範囲をここで整えよう。範囲が大きすぎると、ナビゲーションが隠れてしまったり、バランスが悪くなる。また、チラチラ見せることで逆にユーザの興味を引くという効果も狙いたいので、「zoom」にマスクを設定して、バランスの良いところを探そう。


マスクを設定した
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