Flashでサイトを制作する。これが当たり前のようになってきた。最近のブロードバンド化により、通信環境に対する問題が軽減され、今までHTMLベースでやってきたことがFlashにシフトし、より豊かな表現が可能になってきたのだ。表現の幅は確実に広がっている。オリジナリティあふれる表現を見つけだそう。
藤牧 篤 ATSUSHI FUJIMAKI
Web制作会社にてデザイナーとして経験を積む。
2001年、フリーで活動を開始し、現在、NON-GRIDにてアートディレクションから制作までをこなす。
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VOL.34 [ Zoom Up : ズーム3 (4) ]
前回で必要なパーツが揃った。今回で最後の組み込みを行って仕上げをしよう。コアとなるアクションを組み込んでいくのだが、今回はかなり長いものになっているが、よく見ると単純な構造なので、気負わずに制作してもらいたい。また、セクションの増減、サイズ変更などをする場合に、どの部分のアクションを変更すればいいかなども考えながら、進んでもらいたい。
1. ズーム用画像の配置
まずは、ズーム用画像を配置する。各セクションを縮小し、バックのイメージを入れ込み、作成したムービークリップがあると思う。これをメインのタイムラインに配置し、インスタンス名を「imgSystem」とする。
次に、ズームアップしたときに、余計な部分が見えないように、配置した「imgSystem」に対して、ステージサイズの形状でマスクを設定する。
配置したインスタンス「imgSystem」
2. コアとなるアクションの設定
今度は、インスタンス「imgSystem」を選択し、図のようなオブジェクトアクションを記述する。
インスタンス「imgSystem」に記述したオブジェクトアクション
3. ナビゲーションの配置
最後にナビゲーションとして作成したムービークリップをメインのタイムラインに配置する。そして、インスタンス名を「nav」とする。
これで完成した。
完成したらプレビューを行い、細かな調整を行おう。使用するイメージによってはマシンが描画処理に苦しむので、スケール設定と座標設定のステップ数を変更して動作させるとよいだろう。
VOL.34 [ Zoom Up : ズーム3 (4) ] 終わり