氏はカネゴンからゼットンまで代表的な怪獣を多数デザインしているが、その中の数点の誕生秘話を上げてみる。
「ガラモン」
コチという魚の口を描いてその上に愛嬌のある鼻と口をつけた。身体をだるまのようにして魚のヒレをたくさんつけ、手足はダチョウの首の骨となっている。
「レッドキング」
身長が40メートルあるので下から見たときに高さを感じさせるように頭の小さいプロポーションにしている。
「ゴモラ」
レッドキングとは逆に頭を大きくして少し下に向けることによって怖い圧迫感をだすようにしている。
「バルタン星人」
当時の監督の意見を多く取り入れたもので実は氏的にはあまり好んでいないもの。ハサミに窓のようなものをつけて宇宙人らしさを出すようにしている。
「ゼットン」
一番強い宇宙人という依頼により、強そうな感じのするものをいろいろつけたもの。顔は中世ヨーロッパの鎧のイメージで、鼻と口がある部分に縦に光るものをつけ新しいデザインにしてから、悪い奴をイメージして角をつけている。 |