vjの映像
映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。
mook1 MOOK1
CycloneやVision Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE, SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。
Chilled LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。


WEBSITE >> www.mook1.com
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 -- まえがき --
以前デザインプレックスで連載していた時のものをまとめた本が出た。BNN新社というところから出ていてタイトルは連載時のまま「Make It Move!」で著者は自分MOOK1。大きな本屋さん以外だと探すのは難しいかもしれないけれど、そんな時は是非オーダーで。本の内容に関する質問などもこちらで受付中!
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ここでもOKhttp://www.bnn.co.jp/
Light 4−1
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。
人間は暗いところにいると自然と感覚が敏感になる。情報の殆どを目から入れているので、それが弱ると本能的に身を守ろうと他が繊細になるからだ。逆に言うとクラブで流しているVJの映像などは、無駄に明るいだけだとフロアで踊っている人たちのDJに向けられている感覚を奪うだけとなり、場を盛り下げる為だけに役立ってしまう。通常VJはプロジェクターやモニターから映像を出しているので、その光が消えることはなく、黒い画面を映してもそれは黒い光となって出力されている。そんなパワフルな「光」についてのネタを4回に渡ってやってみる。
1.スターバーストで流れる星を
ここでは画面に向かって流れてくる青白い星が光の尾を引いている、というものを一つ作ってみる。まず始めに青白い新規平面を一つ用意しよう。これにサードパーティプラグインFinal Effects(以下FE)からParticleのStar Burstをかける。このプラグインはパーティクル系には珍しくオリジナルの素材色を反映するので、それも意識しながら平面をつくる。
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このエフェクトは2秒間隔で滑らかなループとなるのでコンポも2秒で作成
2. 光の尾をつくる
ここで流れてくる光が尾を引いてくるようなエフェクトを追加する。方法は今作成したレイヤーに同じくFEのLight Burstをかける。ただし今作成した星のレイヤーは後でまた必要となるので、事前にコピーしておいてから下のレイヤーにBurstをかけるのがベストだろう。これでLight Lengthの値をマイナスで設定すれば、進行方向とは逆に光が延びるはずだ。




上のレイヤーが星、下のレイヤーが尾となっていればOK
3. 全体を光らせる
最後に全体を光らせて完成だ。星と尾の両方を光らせたいので新規に調整レイヤーを作成して、そこにエフェクトのスタイライズからグローをかける。設定項目のしきい値を上げることで、より青白い光を放つように設定してみよう。最後にスピードやサイズなどの調整を行って完成だ。




調整時に星か尾のレイヤーの設定を変えたら、
もう一方も同じ設定にしないとずれてしまうので注意
Light 4−1 終わり