映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。 |
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MOOK1
CycloneやVision
Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE,
SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。Chilled
LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。
著書「Make
It Move!」
WEBSITE >> www.mook1.com
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-- まえがき --
最近風が気持ちのいい季節になったのでよく自転車に乗る。しかし自転車は歩道を行くと歩行者に嫌な顔をされ、車道をいくとクラクションの嵐になる。確かに自分が歩いているときに追い越していく自転車はうざいし、車を運転しているときに至っては出来ることなら消えて欲しいと自分も思っている位なので、恐らく邪魔な存在なのであろう。しかしそんな客観的な意見は頭から捨て、リンリンと歩道車道問わず飛ばしまくってる。二人乗りでもそう。この間「こらー!」とえらく怒鳴るおじさんがいたので「なんじゃい」と睨んだらおまわりさんでした。二人乗りって違法だったのね。気をつけましょう。 |
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。
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VJはその歴史が浅いので仕事の依頼をうける場合にも、依頼内容は千差万別である。そこをあえて強引にだが分類してみると、おおまかに二つに分けることができる。
一つはMOOK1として依頼がきて、そこは作品というかライブパフォーマンスなので好きなようにやって欲しいといわれる場合。これは嬉しい。大きな声では言えないが、その喜びのレベルはギャラを度外視してもいいくらいだ。ただ自分の中身を思い切り出すことになるのでそういった意味では少し緊張する。
もう一つは、これにもレベルの差はあるが、何か素材をもらってそれで作った素材をベースにVJをやって欲しいという依頼。これは素材選択がある程度受動的であるため、そこに間違いはないのだが「こ、この素材で何をどうやって!?」というものを頂いてしまうことも多々ある。それでもやらなければならないのが仕事であり、逆に腕の見せ所でもある。そこから次の仕事につながったりもするので、そこは気合の入れどころではある。しかしVJの場合パッケージの映像製作とは違い、素材を事前にもらっていてもあくまでライブでのプレイであり、当日の現場までクライアントを含め誰もその映像を見たことがないということも多い。それだけに素材をくれた人の意図からまったく外れまくっているなどという失敗も十分ありえることで、この種の依頼もそういう観点ではスリリングである。今回は、もらった素材が生っぽすぎる場合や、ひとひねりいれないと使うには厳しいな、という素材の場合にどうしたかを4週にわたって書いていこう。
今回は2週にわたって、都内に新しくできた某シネマコンプレックスのオープニングレセプションの映像依頼を受けた時に、もらったのがロゴのみでテーマが宇宙だったので、いくつか作ったもののうちの一つを紹介する。 |
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1.星屑 |
イメージが宇宙なので、流星にのってロゴが登場、というものを一つ作ってみる。始めに新規平面を一つ用意してそれにFEのStar
Burstをかける。このエフェクトはパーティクル系には珍しく元素材の色がかかるエフェクトに反映されるものなので、流星ならば青白い感じがよいだろう。このエフェクトを持っていない人はなんとなく星がこっちにくる感じの素材などを用意しよう。 |
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これが
これで
こうなる |
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