映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。 |
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MOOK1
CycloneやVision
Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE,
SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。Chilled
LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。
著書「Make
It Move!」
WEBSITE >> www.mook1.com
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-- まえがき --
10年前にはインターネットも全く普及してなかったし、メールアドレスも携帯電話もあまり持っている人はいなかった。「携帯電話なんて持たない」というポリシーの人も身近に大勢いたし、名刺にメールアドレスなんかが入っていると「おっ、e-mailですか、すごいですね」という世界だったはずだ。それが今はそのどれも無くては暮らせないと思うまでになった。逆に5年後とか10年後に「2003年ってこんなものもなかったんだよね、考えられないよ」というものが絶対にあるはずなのだがそれは一体なんなのだろう、と最近よく思う。・・・タイムマシーン・・・はないか。嘘発見器・・・は、もうあるか。いくつか予想してタイムカプセルにでも入れてみようかな。 |
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。
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最近映像を作るのが手軽で簡単になった。これは毎週先に書いてある通りだが、そうなると今度はその映像を発表する場所が欲しくなるのが人情というもの。この場合映像なので場所といよりはメディアになるのだが、現状考えられるものを列挙すると、これも先の通りTV、街頭ビジョン、WEB、映画館、個展、クラブでVJ、自宅で家族や友達に、というのが大体おおまかなところだろう。
TVは地上波とは別にスカパーのようなCS、デジタル放送のBS、そしてローカル局などいろいろあるが、やはりまだ敷居が高い感は否めない。他のものも含め、やはりクラブでVJというのが映像を作り始めたばかりの人でも、比較的入りやすいメディアになるのではないだろうか。
その流れで勢いクラブは自作映像の発表の場になってしまいがちだが、それはDJがアルバムを1枚そのまま流すのと同じで、あまりに乱暴な行為となってしまう。VJはその点でも他の映像メディアと一線を画している分野であり、熟考して練り上げたものを流すのではなく、その場の即興やリミックスが大事になってくる。そうして見ると本来であれば映像を作った時とそれをVJとして流す時は自分自身をまったく別の人格として考える位が妥当であり、素材もただ鑑賞するためではなく、逆にプレイすることを前提とした造りにするべきであろう。
今回はそれ単体ではシンプルで平坦だが、ミックスした時に威力を発揮するミックスしやすい映像素材を4週にわたってやってみよう。今週はその1週目だ。 |
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1.横長のロゴの作成 |
昨年末、東京の新木場にStudio
Coastという新しいクラブがオープンした。そこで毎週末やっているAGEHAというイベントでVJをやった時に使用した素材を使ってやってみよう。はじめにイベントのロゴを使用してシンプルなものを一つ作ってみよう。まずはロゴを横長に並べたコンポジションを作成だ。 |
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通常サイズ内で横長ではなく、コンポジションごとそのサイズにする |
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