映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。 |
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MOOK1
CycloneやVision
Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE,
SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。Chilled
LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。
著書「Make
It Move!」
WEBSITE >> www.mook1.com
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-- まえがき --
楽しい時と退屈な時の時間の速さには明らかに差がある。時計を見ても、太陽や月で計ってみても1時間は同じ1時間だし、実際左脳では同じ長さというのを理解できるのだが、二つを並べてみるとあまりにも明らかに違いすぎて、それを説明できない言葉の限界と、それらを違う尺度で測る単位を持っていない人間の視野の狭さを感じる。昔プリンスとマドンナが共作した曲の詩の一部に「those
who run seem to have all the fun」というくだりがあったが、まさに走っているものだけが全ての楽しみを持っていくのだろうか。そしてこういう科学的に表現できないものが詩でここまで的確に表せるなら、映像でそういったものを表現してみるのもいいかもしれない。 |
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ミックスする為の素材 その3 タイポグラフィー |
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。
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最近映像を作るのが手軽で簡単になった。これは毎週先に書いてある通りだが、そうなると今度はその映像を発表する場所が欲しくなるのが人情というもの。この場合映像なので場所といよりはメディアになるのだが、現状考えられるものを列挙すると、これも先の通りTV、街頭ビジョン、WEB、映画館、個展、クラブでVJ、自宅で家族や友達に、というのが大体おおまかなところだろう。
TVは地上波とは別にスカパーのようなCS、デジタル放送のBS、そしてローカル局などいろいろあるが、やはりまだ敷居が高い感は否めない。他のものも含め、やはりクラブでVJというのが映像を作り始めたばかりの人でも、比較的入りやすいメディアになるのではないだろうか。
その流れで勢いクラブは自作映像の発表の場になってしまいがちだが、それはDJがアルバムを1枚そのまま流すのと同じで、あまりに乱暴な行為となってしまう。VJはその点でも他の映像メディアと一線を画している分野であり、熟考して練り上げたものを流すのではなく、その場の即興やリミックスが大事になってくる。そうして見ると本来であれば映像を作った時とそれをVJとして流す時は自分自身をまったく別の人格として考える位が妥当であり、素材もただ鑑賞するためではなく、逆にプレイすることを前提とした造りにするべきであろう。
今回はそれ単体ではシンプルで平坦だが、ミックスした時に威力を発揮するミックスしやすい映像素材を4週にわたってやってみよう。今週はその3週目。 |
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1.ベーシックな動きの設定 |
作るのも簡単で実際シンプルな映像だが、イベントなどでは使いやすいタイポグラフィーを一つ作ってみる。文字を動かして、それを一つの映像とするいわゆるモーションタイポグラフィーはここ10年位の大流行だが、最近は少し落ち着いてきた感もある。
ここではその中でもベーシックなシンプルに右から左に、左から右に文字が流れる設定をまず行ってみる。新規レイヤーにエフェクトの「基本テキスト」でテキストを並べて、位置の設定で流してみよう。 |
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最終的にはVJのプレイで使うので白地に黒字で |
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