vjの映像
3.1と2の組み合わせ
 次はメディア再生機とPCをミキサーであわせる組み合わせだ。それぞれの利点を生かせるのでこれが一番オーソドックス、というかある程度慣れたVJの定番といえるのではないだろうか。
  メディア再生機は、DVDにすると頭出しがしやすく、DVカメラにすると現場(DJやフロアなど)の絵も素材として使えるという、それぞれにメリットがある。PCの方はそれ自体にミキサー機能もついているので、それを駆使しながら実際のミキサーとあわせるとソースの豊富さを生かすことができる。
  二人で操作するようなチームはこれを分担することになるのだが、二人の、音楽に対する知識や好みでもスタンバる素材などが違ってくるので、VJチームのメンバー探しは突然入れずに何度か一緒にやってから決めるといいだろう。

その他備品

▲複雑になってくるとチームの方が有利になるが
息が合わずに解散するVJチームも多々ある
4.発展形

 最後はライブやダンスがあったりするかなり大規模なイベントなどにも対応できる複雑なセットだ。
  一つ目のミキサーにMX1などの多数入力があるものを選び、カメラ数台と映像素材の流せるものを入れる。それの出力とPCなどの素材出力を2つ目のミキサーにつなぐ。ミキサー一つ目と二つ目の間にKAOSPADなどのエフェクターを入れると、生映像の加工ができ、その上で素材とのミックスができるのでかなり観るものを圧倒できる映像が出せるだろう。
 ただこのセットは大掛かりなため殆どのVJがユニットでやることになるのだが、本番のトラブル時の為に、誰か全てを把握してメインの方向性を決める人間をはじめに決めておいた方がよいだろう。

その他備品

▲熱くなってくるとどこから何が出ているのか分からなくなってくることもある
次週はPCに入れるソフト「FUSE」についてせまってみます。お楽しみに!
Start up VJ〜機材編(2) 終わり