2. タイムリマップを使用
次にタイムレイアウト上のレイヤーを選択してから、メニューの「レイヤー」にある「タイムリマップを使用」をチェックしてこれをアクティブにする
※図1
。そしてまたタイムレイアウトを見てみると「タイムリマップ」でレイヤーの初めと最後にキーフレームが打たれているのが分かる
※図2
。
これを動かすことによって、時間がかわるのだ。例えば最後のキーフレームを真中に移動すると半分の時間で再生を終えて(つまり速度が2倍になる)残りの半分は最後の映像のままフリーズとなっている感じだ。
【図1】エフェクトにありそうなものだがなぜか「レイヤー」にある
【図2】これらのキーフレームを動かしてスピードをかわる
3. 新たなキーフレームを打つ
現在コンポジション自体は22秒で設定してある。最終的には5,6秒のクリップを作るのだが、設定の必要があるのでこの長さになっている。なので現在は始めのキーフレームが0秒で次のが22秒にある。この間にあたる20秒と21秒にもキーフレームを打ってみよう。新たなキーフレームの打ち方はタイムレイアウト上にある、そのエフェクト名の一番左に表示されているチェックボックスをチェックすればOK。これで値を変えずにキーフレームを打つことができる。
キーフレームだらけで訳が分からなくなったら、一度ストップウォッチチェックを外してクリアに
4. スピードを変える
最期に、今新たにつけたキーフレーム達を移動して完成だ。
まず20秒の所に打ったキーフレームを1秒目にもってくる。これで今まで20秒かけて展開されていた映像が1秒で終わる。速い。
そして次に21秒にあったキーフレームを5秒目に。これで20秒から21秒という1秒間で展開されていたものが4秒かかることになる。スローだ。
それだけできたら、コンポジション設定で長さを5秒にすれば出来上がりだ。コンポジション設定は22秒のままでレンダリングを5秒にしても同じことなのだが、次週以降の説明をわかり易くするためにこうした。
ちなみにレンダリング設定などについては、この連載では触れないつもりなので、質問のある人は今のうちにメールで質問してみよう。ではまた来週。
サンプルの映像の様になるにはこの後次週の加工へと続く。
After Effects 応用機能 (1) 映像のスピード変更 終わり
[ ←BACK ]