034.
「何を」:サイトの目玉商品をひとつ決めろ! |
次にサイトのコンテンツ(情報の中身)を決めます。これを考えていないサイトの多いこと多いこと……。
もし「俺様の宇宙侵略足がかりサイト」ならばキミの自己紹介がコンテンツでしょう。ほかには「サークルの勧誘」「実家のお店宣伝」「オンラインストア」など、目的によって見せたいものはいろいろあるでしょう。
要はあなたのサイトの「目玉商品」を決めるのです。これを目当てに来訪者が来る、というくらいに絞った企画が理想。
シロートサイトはたいていこれがぼやけていて、いろんなコーナーが並列でごったごたになった上、どれもつまらない、という目も当てられない状況になりがちです。いろいろ載せたい気持ちは分かりますが、まずはひとつメインの内容を決めて、それにフォーカスするべきです。 |
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035.
「誰に」見せたいターゲットを絞り込め! |
次に、サイトを見せたい相手(ターゲット)を決めます。「え? もちろん、世界中の老若男女に…」というあなたの要望は……はっきり言いましょう、無理です。
考えても見てください。小学生とOLとおじいちゃんでは趣味も嗜好も異なります。034で考えた「あなたのサイトの目玉商品」を誰に見せるのかによって、ページの構成や演出、それに色遣いやフォントといったデザインに至るまで、すべて変わってきてしまいます。
ターゲットはより狭く、より具体的に絞るのがコツ。たとえば映画の感想文を載せるにしても「単館上映映画に興味がある10代後半の男女」「流行りものロードショーをとりあえず押さえる20代OL」「寅さん&釣りバカマニアの中高年」では何をどう見せたらいいかが変わってくるでしょ? ターゲットをしぼることがメインコンテンツをよりスリムで鮮明なものにするのです。 |
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036.
「どのように」演出なくしてエンタメなし! |
そして最後が「どのように見せるか」、つまり演出ですね。サイトをつまらなくするも面白くするも、ここ次第。
「サイトでやりたい目的」があり「目玉商品」があり「見せたいターゲット」が決まれば、そのターゲットにもっともウケる「見せ方」が導き出されます。その中に、いわゆるグラフィックなどの「デザイン」も含まれます。デザインはプランニングの産物なのです。
そしてなにより、サイトは一種のエンターテイメント。作り手が来訪者にどれだけ充実した情報や楽しさを与えられるか? そして「また来よう」とブックマークさせる好印象を残せるか? 演出家としての能力がここに求められます。
とはいえ、うんうん悩んで作っていたのではおもしろいものもできないので、作る側も楽しんで作ることがいちばん大事。サイトはあとからなんどでも更新や修正可能なメディア。作りながら、運営しながら軌道修正はいくらでもできます。
以上がサイトを作るに当たっての基本的なプランの立て方です。ちょっと細かいですが、サイトにプランがあるとないとでは大違い。あなたのサイトにもぜひこの考え方を当てはめて、より良くバージョンアップさせてください。
そして……あなたのサイトに想定していたターゲットがやってきて、彼らが欲しいと思っていた情報、見たいと思っていた内容をあなたのサイトで発見したとき、彼らは思うでしょう。「あ、このサイトいいね。ブックマークしとこ。」 |
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