これはある航空会社でハワイのキャンペーンを行った時に作った小冊子で、ここから見開き2ページを抜粋し、IllustratorとQuarkをそれぞれ使ってデータを作成していきます。全5回に渡り細かく紹介してきましたが、今回で最後になります。 本当に最後の仕上げ、入稿データをまとめていきましょう
前回も説明したように、出力見本には製版作業の人が分かるように写真の合番やキリヌキ指示などを書き込む。人によって書き方は様々だが、大体こんな感じで指示する。ただし画像の中の「貼込みデータ」と指示してある所はQuarkで作成した時のみ記載する。Illustratorで作成した場合は「貼込み」しているわけではなく同一ファイル上のデータなのでこのような指示をする必要はない。今回は文字は全てデータ使用としたが、写植を使用する場合は、その指示も書き込む。
さぁ、あとはデータをMOに入れれば入稿準備も終わる。MOにはレイアウトデータ、画像データ、使用しているフォントを入れる。このうち1つでもいれ忘れてしまうと印刷所で出力できないので、くれぐれもミスのないよう心がけたい。 ★Illustrator レイアウトデータと画像データは同一階層上になければ正しく表示されないので、必ず同じフォルダ内に入れよう。入れ忘れがないように使った画像データが全てあるか最後にもう一度確認しよう。
さぁ、あとはデータをMOに入れれば入稿準備も終わる。MOにはレイアウトデータ、画像データ、使用しているフォントを入れる。このうち1つでもいれ忘れてしまうと印刷所で出力できないので、くれぐれもミスのないよう心がけたい。
★Illustrator レイアウトデータと画像データは同一階層上になければ正しく表示されないので、必ず同じフォルダ内に入れよう。入れ忘れがないように使った画像データが全てあるか最後にもう一度確認しよう。
★Quark Quarkでは使用した画像を自動で1つのフォルダにまとめてくれるという便利な機能がついている。
これで全ての作業は終了した。が最後にもう1つ。ではこれら作ったデータの容量はというと画像も含めて Illustratorは18MBに対して、Quarkは8.8MB。見開き1つのデータなのにこれだけの差が出てしまうのだから、もっとページ数が多くなれば、その差は歴然である。 このようにそれぞれのソフトには長所も短所もあり、一概にどちらが使いやすいと言い切れないのが正直な所。今までどちらかしか使った事がない人は、もう1度それぞれの特徴を見直して使い分けてみたらいかがでしょうか?