DTPチップス
ひとくちにDTPと言っても、そのジャンルは多岐に渡り、また人それぞれ製作方法も違います。ここでは一般的によく使われているIllustrator、Photoshop、QuarkXPressの基本的な使い方から実践的な事まで幅広く紹介していきますが、これはあくまでも1つの方法として、プラスアルファーの知識として役立てていただければと思います。
fukuma 福間 優子   YUKO FUKUMA
バンタンキャリアスクール グラフィックデザイナー科卒業。
青山にある某デザイン事務所に勤務し、ファッション誌・情報誌・広告など多岐に渡り担当し、退職後独立。
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クォークの基礎操作をマスターしよう (その4)
今までイラストレーターで様々な物を作ってきましたが、今回はクォークの説明をします。
私はエディトリアルが専門なので、普段はこのクォークを使って作業する事が多いのですが、人によってはクォークを毛嫌いする人もいる様です。どちらも使いこなせれば、それにこした事はないので、
まずは基本操作をマスターしましょう。それでは8P+表紙という小冊子を想定して説明していきます。(ここでの表現は自分の理解している範囲で説明しますので、製造もとの正式なツール名ではない場合があります。また機能の説明もガイドなどに載っているものとは違う表現が含まれているかもしれません。予め、ご了承ください。)
1. 画像を取り込む。
まずツールが編集ツールになっている事を確認する。
画像ボックスを選択し、「コマンドキー+E」で、貼り込みたい画像を選択する。「開く」ボタンをクリックすると画像がよびこまれる。画像を拡大、縮小したい時は、メジャーパレットに表示される%を変更していくか、
キーボードの「Shiftキー+Optionキー+コマンドキー」を押しながら、「>」を押していくと5%づつ拡大、「<」を押すと縮小5%づつできる。
ショートカットキーは覚えておくと、作業がスムーズに行えるのでどんどん利用していこう。
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2. 文字をいれる
画像と同じように、編集ツールなっている事を確認する。
テキストボックスを選択し、シンプルテキストから文字をコピーペーストする。流し込んだ文字がそれぞれのスタイルシートで設定したものになっているか確認してみよう。
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文字によって文字間がバラバラなので、自分が美しいと思う文字間に文字詰めする
3. できあがり
このように8P分、1.2の作業をくり返し、表紙をつくればできあがり。
同じような構成でつづくページはマスターページをつくっておくと、作業がよりスムーズになる。

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骨クォークでの作業には慣れましたか?
今回はクォークの使い方に重点をおいて、説明していきました。私も実際、使いながら覚えていったので、みなさんも始めはややこしいと思っても使っていくうちにすぐに慣れてしまうと思います。もちろんこれと全く同じ物をイラストレーターでも作る事ができます。それぞれソフトの特性を生かして、使いわけてみたらいかがでしょうか?

ちなみにこれは現在製作中なのであまりお見せできなかったのですが、フランス留学中の日本人アーティストによって描かれた絵本です。実際は全24ページでかわいいおまけもついて、年内に発売予定です。(価格未定)

興味がある方はcb4y-fkm@asahi-net.or.jpまで。
クォークの基礎操作をマスターしよう (その4) 終わり
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