DTPチップス
4. キリトリ線用のレイヤーを追加する
ロゴがこのシートから切り離しマグネットとして使用できるように、ロゴのまわりにキリトリ線をつけていく。まず作業しやすいように、キリトリ線用にレイヤーを追加する。全てのロゴを、追加したレイヤーの同位置にコピーする。同位置にコピーするには、「コマンド+C」→「コマンド+F」でコピーするか、ロゴを全て選択しレイヤーパレット上で追加したレイヤーにドラッグすればできる。コピーできたら、塗りをなしにして、ロゴの輪郭のみ罫をつける。この線は「あたり罫」なので印刷所で作業してもらう為のものだ。

使用しないレイヤーはロックしておこう。


キリトリ線はロゴの輪郭のみで良いのでロゴ内の必要ないパスは削除する。
5. ロゴのまわりにキリトリ線をつける
ここでは車のロゴを使って説明する。キリトリ用の線はロゴから最低でも2mm以上スペースを作らなくては、印刷工程でキリトリ線をつける事が出来ない。2mmのスペースをロゴに添って作るには、輪郭罫をただ拡大しただけでは、均等なスペースを作る事ができない。均等にスペースを作るには、罫幅を調整すれば良い。

capture
正円や正方形ならば拡大すれば良いのだが、このように形が複雑な物は、
輪郭罫を拡大するとこのようになってしまう。


輪郭罫の線幅を4mmに設定する。4mmだとロゴまわりの上下左右に2mmのスペースができる。


線端の形状は丸い物にする。

*続きは次回。この罫線を使ってキリトリ線の簡単な作り方教えます!