Flash術
Flashでサイトを制作する。これが当たり前のようになってきた。最近のブロードバンド化により、通信環境に対する問題が軽減され、今までHTMLベースでやってきたことがFlashにシフトし、より豊かな表現が可能になってきたのだ。表現の幅は確実に広がっている。オリジナリティあふれる表現を見つけだそう。
fujimaki 藤牧 篤   ATSUSHI FUJIMAKI
Web制作会社にてデザイナーとして経験を積む。
2001年、フリーで活動を開始し、現在、NON-GRIDにてアートディレクションから制作までをこなす。


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VOL.21[ IMG Explore : ズーム(2) ]
前回、設計段階までを終えた。今回はそれらを形にし、パーツを作成していこう。最終的なアクションの設定は、次回、説明を加えながら行いたい。
素材として、ビットマップ画像もしくはベークターデータで描かれた絵を用意しよう。ステージサイズとの兼ね合いもあるが、なるべく大きめのものがいいだろう。ちなみにここでは、1000px*1000pxの画像を作成した。素材の用意が出来たら、制作に入ろう。ステージサイズは300px*200pxで、比率が3:2になるようにする。
1. 画像の読み込み
まずは、ズーム用に使用する画像を読み込む。ナビゲーション用はこれを縮小して使用する。
新規シンボルでムービークリップを作成し、「読み込み」から作成した画像を選択して読み込む。サンプルでは、ズーム用のイメージにビットマップ画像を使用しているが、Flashの利点を生かしてベクターデータにしてみるのもいいだろう。どんなに拡大しても荒れが出ないので、地図みたいなものにはもってこいだと思う。

あと、ナビゲーション用の画像も作成してしまおう。新規シンボルでムービークリップを作成し、読み込んだ画像を配置する。そして、画像を10%に縮小する。
これで画像関係が準備できた。


ナビゲーション用シンボルとズーム用シンボル
2. ドラッグ用ボタンの作成
今度は、ナビゲーションに移る。まずはドラッグ用のボタンを作成する。新規シンボルでボタンを作成し、「ヒット」のみを設定した空ボタンを用意する。サイズは30px*20pxで、3:2という比率になるようにする。これは、ズーム用画像の表示されるサイズと関係していて、今回はステージサイズが表示サイズになるため、ステージサイズの比率と合わせている。


ズーム用画像とドラッグエリアの関係
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