Flash術
2. 事前の動作に連動するアクション

(1)までで設定したアクションでも問題なく動作してくれるが、使っていくと気になる部分もいろいろと出てくると思う。例えば、再生中、停止中、どちらの状態でも巻き戻しや早送りをするとその後ムービーは停止してしまう。これを、再生中に行ったらその後再生し、停止中に行ったら停止する、というように事前のステータスを引きずりながら動作すると、よりプレーヤーとしての機能がしっかりしてくるのだと思う。ここでは、事前の動作に連動したアクションにカスタマイズしてみる。

まずは、スライダーに設定したアクションを変更する。 インスタンス「slider」を配置したタイムラインを開き、「slider」を選択する。そして、設定してあるアクションに図のようなアクションを追加・変更する。

「statusNum」は再生か停止かのチェック用に使うようにして、別に「controllNum」として巻き戻しか早送りをチェックする変数を設定した。「-1」で巻き戻し、「2」で早送り、は変わらない。

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「slider」に追加・変更したオブジェクトアクション
次に、各ボタンに設定したアクションを図のように変更していく。

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頭出しボタン

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巻き戻しボタン
最後に、「再生」「停止」ボタンをまとめたムービークリップを配置し、インスタンス名を「controller」とする。
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「早送り」ボタン
これでようやくプレーヤーとして使えるものになってきた。 次回からは、複数のムービーを用意して、ボタンで切り替えながら表示する機能を追加していく。
VOL.45[ Movie Player : ムービープレーヤー(7) ] 終わり