Flash術
Flashでサイトを制作する。これが当たり前のようになってきた。最近のブロードバンド化により、通信環境に対する問題が軽減され、今までHTMLベースでやってきたことがFlashにシフトし、より豊かな表現が可能になってきたのだ。表現の幅は確実に広がっている。オリジナリティあふれる表現を見つけだそう。
fujimaki 藤牧 篤   ATSUSHI FUJIMAKI
Web制作会社にてデザイナーとして経験を積む。
2001年、フリーで活動を開始し、現在、NON-GRIDにてアートディレクションから制作までをこなす。


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■VOL.50 Clockwork : 時刻による変化(4)

■VOL.51 [MASK MOTION : マスクをコントロールする(1)]

VOL.52 [MASK MOTION : マスクをコントロールする(2)]
 今回は、前回説明した構造をもとに、パーツを作成していく。サンプルはシンプルな構成にしているが、マスクの形状なども変化させながら、いろいろと試してもらいたい。
 5つのコンテンツにカーソルを合わせて展開させていく仕組みにしているので、コンテンツごとに使用するグラフィックを用意し、先へ進もう。
1. 各シンボルの作成

 まずは、用意したグラフィックをシンボル化していく。
 新規シンボルでムービークリップを作成し、用意したグラフィックを読み込み、配置する。今回は、5つのグラフィクを使用するので、それぞれ同じ手順でシンボル化する。

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コンテンツ1用のシンボル

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コンテンツ2用のシンボル

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コンテンツ3用のシンボル

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コンテンツ4用のシンボル

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コンテンツ5用のシンボル

 次に、マスクに使用するシンボルを作成する。ここでは、サークル形状にしている。
 新規シンボルでムービークリップを作成し、楕円形ツールで円を描く。サイズはノーマル状態の50*50pxにする。

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マスクに使用するムービークリップを作成

 Flash 5までは、ムービークリップをマスクにすると、自動的にグラフィックシンボルとなってしまい、シンボル内のタイムラインを機能させることが出来なかった。Flash MXから備わった「setMask」アクションを使うと、ムービークリップのままマスクとして使用できるので、タイムライン上に設定したモーションなどもマスクに反映されるので、いろいろと試してもらいたい。

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