やっぱりプロとしてクオリティは常に最高のものを出していたいですね。まずクライアントが何を欲しがっているのかを認識して、あとはそれを追及する。簡単なことではあるのですが、結構枝葉にとらわれてるな、と思う状況を見ることがしばしばあるのでそれは避けたいですね。 例えばここの色は赤がいいかそれとも青かということで何時間も話している時に、技術者として考えたらそれは大事でもクライアントが欲しいものを考えたらそれはどっちでもいいじゃないという結論に至ってしまうことは初めからあまり気にしないようにするとか。CGか撮影かを選ぶときも当然どっちがやりたいかというよりは、どっちが早く、そして柔軟性とクオリティが高くできるかだけを考えて選択するようにしています。
技術の習得というのは大前提とした上で、ただそれの奴隷というか単なるオペレーターにはならないようにして欲しいです。自分が作りたいもの、クライアントが欲しいものはなんなのかを常に考えて、例えそれが自分の技術の枠を越えていたとしても、それを他の人に振ることや自分が新たにその技術を習得することも含めて考慮して欲しいです。いわゆる枝や葉だけだなく、木や森を見るようにして欲しいですね。この業界は枝葉論が多いのでそれにまどわされないようにしてがんばって欲しいです。