vjの映像
映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。
mook1 MOOK1
CycloneやVision Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE, SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。
Chilled LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。


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 -- まえがき -- 
築地の市場には朝10時位で閉まってしまうすし屋がたくさんあるのだが、それが美味い、という話を聞いて先日朝5時に起きて築地にすしを食べに行った。実際とろけるほどおいしかったのだがそれ以上にすごかったのが市場内の町並み。「昭和」という一大セットとエキストラたちじゃないかと思うような、今の東京では殆ど見られない木造建築と活気に満ちた雰囲気があった。はっきり言って早起きは大嫌いなのだが、あれなら価値は大アリ。是非また行きたい。
After Effects 基本機能(3)

連載始めの数回は、After Effectsの簡単な映像を作りながら基本的な操作を学んでみる。とは言え、マニュアル本並に細かくはやらないので、全く使い方が分からない人や「ダブルクリック」の意味が分からない人、殆ど使わない様な細部にわたる機能も知りたい人などは、その辺りの本を一冊併読しておくと便利だろう。ではまた前回に続いて簡単なエフェクトの使い方と、素材のサイズや位置、透明度の変更などをやってみよう。

←画像をクリックしてムービーを見てください。

1. コンポジションの作成
まずはコンポジションを作成する※図1。いきなりだがこれが、After Effects(以後AE)が他の映像ソフトと一番違うところ。他のソフトが映像の「編集」なのに対して、AEは映像の「制作」ソフトなので、始めにここで作る映像のサイズ、長さ、フレーム数などをきっちり決めてから制作に入る。それを決めると、画面にはそれにあわせたタイムレイアウトウィンドウも現れる。これで用意はOK※図2
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【図1】 長さは5秒、サイズは320*240にする
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【図2】 5秒のコンポジションなのでこれも長さは5秒間
2. 新規レイヤーを作る
今回は白い四角形が画面の左から右に動く映像を作ることでAEの基本的な操作概念を学んでみるので、その四角形をまず作ってみる。メニューの「レイヤー」から「新規レイヤー」で設定を行う※図3。ここでは白い画面いっぱいの平面を作ってから、実際に平面の角をつまんで小さくしてみよう※図4。この時にキーボード上の「Shift」を押しながら小さくすると、縦横比が一緒のまま縮小される。
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【図3】 サイズが分かっていれば初めからそのサイズで作ってもOKだ
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【図4】 ここでは画面いっぱいの平面を作ったので角をつまんで小さくしてみる