映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。 |
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MOOK1
CycloneやVision
Questといった巨大クラブイベントやCartier, NIKE,
SonyなどのショウでもプレイするプロのVJ。Chilled
LoungeといったコアなパーティではDrum'n'BassのDJも努める。
著書「Make
It Move!」
WEBSITE >> www.mook1.com
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-- まえがき --
先週オープンした六本木ヒルズに早速行ってきた。仕事で一回と遊びで一回。未来が来た!と思わせる街並みは結構トリップ。すぐ飽きるのか定着するのかは分からないが、ネットで購入できる映画館のチケットはいいね。しかし車をいつも六本木行くときに停めているマイスポットに停めておいたらレッカーされた。取り締まりも厳しくなるので気をつけましょう。 |
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。
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VJはその歴史が浅いので仕事の依頼をうける場合にも、依頼内容は千差万別である。そこをあえて強引にだが分類してみると、おおまかに二つに分けることができる。
一つはMOOK1として依頼がきて、そこは作品というかライブパフォーマンスなので好きなようにやって欲しいといわれる場合。これは嬉しい。大きな声では言えないが、その喜びのレベルはギャラを度外視してもいいくらいだ。ただ自分の中身を思い切り出すことになるのでそういった意味では少し緊張する。
もう一つは、これにもレベルの差はあるが、何か素材をもらってそれで作った素材をベースにVJをやって欲しいという依頼。これは素材選択がある程度受動的であるため、そこに間違いはないのだが「こ、この素材で何をどうやって!?」というものを頂いてしまうことも多々ある。それでもやらなければならないのが仕事であり、逆に腕の見せ所でもある。そこから次の仕事につながったりもするので、そこは気合の入れどころではある。しかしVJの場合パッケージの映像製作とは違い、素材を事前にもらっていてもあくまでライブでのプレイであり、当日の現場までクライアントを含め誰もその映像を見たことがないということも多い。それだけに素材をくれた人の意図からまったく外れまくっているなどという失敗も十分ありえることで、この種の依頼もそういう観点ではスリリングである。今回は、もらった素材が生っぽすぎる場合や、ひとひねりいれないと使うには厳しいな、という素材の場合にどうしたかを4週にわたって書いていこう。今週はその1回目。 |
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1.背景画像の加工 |
ここで使用している画像は実際に仕事で使用したものだが、研修というか背広を着た人々のセミナーのような画像と商品がどしっと置いてある二つの画像がクロスフェードしているところである。これをはっきりと見せなくてはいけないというよりは、とりあえずどこかで使用して欲しいという条件だったので、思い切り加工してロゴを載せた部分のみ素の背景を見せるという手法をとってみた。まずは加工。色を変えて、コントラストをあげてからぼかす。 |
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これが
これで
こうなる |
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2.
素の素材と重ねる |
では次に同じ素材で加工をしていない(コントラストで明るさのみ調整)ものをタイムレイアウト上で重ねる。加工してあるレイヤーの下にくるように配置しよう。そして両レイヤーの上にロゴ素材を配置する。 |
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2番目のレイヤーにエフェクトが3つかかっているのが見える |
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