vjの映像
3.PAD
 次にパッドについてだが、どう操作するかというと、細かく言えばエフェクトによって違う。とは言え全てを書き出す訳にも行かないのでおおざっぱに書いてみると図のように上下(前後)がエフェクトのかかる度合いで左右がエフェクトのかかり方の調整になる(下図参照)。それを考慮すると現場ではパッドの下の方から徐々に指を上げていくと自然にエフェクトに入ることができ、終わるときも一度下に指を持ってきてから離すとエフェクトがフェードアウトする感じになるだろう。

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4.サンプリング

 ENTRANCERは入力が二つあるのだが、この二つは純粋に切り替えによって使うものなので、これ単体では2素材のミックスはできない。それでもこのマシーン自体に数点の静止画や6秒間までの動画ならサンプリングが可能なので、それを使用するとエフェクトをかけた時でも「ミックス」という行為は可能だ。
  はじめオリジナルの素材にRandom Snapのエフェクトをかける(下図 上)。そのエフェクトをかけながら1−(4)で紹介したRECボタンを押すと、エフェクトのかかっている間は既に取り込んであるサンプルの映像(ここでは機材のロゴ)が流れるようになる(下図 下)。
 これを使うと、あたかも2つの入力をミックスしているように見えるので、イベントロゴなど頻繁に使用するものは入れておいても良いかも知れない。

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Start up VJ〜機材編(4) 終わり