2. 未加工の素材を重ねる
青く濃くなった素材の上に、同じ素材で加工してないものを重ねる。同じ素材を複数回使用する場合は、タイムレイアウト上のものをコピー&ペーストするか、プロジェクトウィンドウからタイムレイアウトに再度持ってくるという二つの方法があるが、今回は改めて素の映像を持ってくるので後者で対応する。タイムレイアウト上では上に配置してあるものが画面上手前に表示されるので、その順で配置しよう
※図1
。
【図1】上に未加工の素材があるので
コンポジションウィンドウではその素材のみ可視となる
3. マスクをつける
ではここで手前の未加工素材にマスクをつけてみる。タイムレイアウト上で対象となるレイヤーをダブルクリックすると「レイヤーウィンドウ」という新たなウィンドウが立ち上がる。
ここには既に行われた加工に関わらず素の素材が表示される。次にツールボックスから四角のマスクツールを選択して、このウィンドウ上で真中あたりを選択してみる
※図2
。そうすると、プレビューとなるコンポジションウィンドウ上では、選択された部分のみが表示されているのが分かる
※図3
。
【上から図2、3】
マスクで選択された部分のみが見えているのがわかる
4. マスクを増やして動かす
今度はマスクを両方の素材に複数つけて、それらに個別の動きも設定しよう。マスクの設定の仕方は、背景となる黒い平面が見え隠れする程度が良いだろう
※図3
。タイムレイアウトに戻って、各レイヤーの設定個所を確認すると「マスク」の欄に今設定したマスクが増えているのが見える。ここの「マスクのシェイプ」にキーフレームを打ちながら、レイヤーウィンドウ上のマスクを移動してみよう。最期に数回前にここで学んだやり方で、新規平面から作ったタイポグラフィーを載せて完成。
【図4】
マスクは幾つでも打てるが
コンポジションウィンドウでイメージを確認しながら設定しよう
After Effects 応用機能(3)マスク機能 終わり
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