vjの映像
映画やプロモーションビデオ、番組のオープニングなど、日常目にするプロの映像。そんな目を見張る映像を自分でも作ってみたいな、と思ったら早速家のPCでやってみよう。
そこで作った映像は、インターネット、クラブ、巨大街頭ビジョン、家のビデオなど流すメディアに欠くことはなく、未来は広がるばかりだろう。そしてたまにはネタにつまって、行き詰まったりもするだろう。そんな時には散歩に行くか、ここを読もう。
mook1 MOOK1
Vision QuestやageHaといった巨大クラブイベントやブランドや車メーカーなどのショウでもプレイするプロのVJ。Chilled LoungeといったコアなパーティではDrum'n' BassのDJも務める。
著書「Make It Move!」

WEBSITE >> www.mook1.com
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■DVDから その3 ネオンカラー

■DVDから その4 エッジのある映像

 -- まえがき --
 以前雑誌に連載をしていたものをまとめた本「Make It Move!」を出したのだが、それはもう読んで頂けただろうか。ここの連載と同じようなものが沢山つまっているので是非一度。
 そして今度それのDVD版を出すことになった。8月末近くに発売になるのだが、これは本に入っている素材のフルサイズバージョンと新たに2つのオリジナル作品が入ったもの。これはエンハンストDVDといって、DVDプレーヤーに入れると2つのムービーが再生されて、PCのDVDドライブに入れると50個以上の動画素材がデータでコピれるという代物。
 作るときにDVDムービーにするかDVD ROMにするかでもめたのだが、その会議をあざ笑うかのようなエンハンストDVD。すべて著作権フリーなので好きに使える。タイトルは「MOOK1 Substance」。とりあえず本屋かCD屋に行ったら訊いてみよう。DVDブックなのではじめの数十ページは立ち読みできる仕組み。できればその内第2弾や第3弾も。お楽しみに。

■ 3D その1
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※画像をクリックすると、ムービーが再生されます。

 先日ヨーロッパの某宝飾品メーカーが銀座に新たにお店をだした。その記念イベントパーティでVJの依頼をうけたのだが、これがすごかった。イベント自体はほんの数時間なのに、数百人入れるテントを幾つか建てて、それぞれがディナー棟やラウンジ棟、そしてエンターテイメント棟などに分かれていた。
 ディナー棟はヨーロッパの城にある食堂のようだったし、ラウンジは高級家具屋のショールームで、エンターテイメント棟はシルクドソレイユの舞台のようだった。中から見るとそれがテントということを忘れそうな豪華さであった。
 そんな環境でのVJだったのだが、タイミングよく新しいソフトとハードを入手していたのでそれらを使ってみた。結果的にとても上手くいったのだが、そのハードとソフトについてはまた9月位に改めてレポートするとして、今回はそこで流した映像を、画像を差し替えて作ってみよう。3週に渡って一つ作り、次に1週でもう一つ。今回はその一回目。

3D

1.素材の輪郭をとる

 ここではAfter Effectsの3D機能をフルに活用して素材を一つ作ってみる。立方体を形成する骨組みに張り付いた画像の箱の中をカメラが移動するというものをつくるのだが、まず始めは骨組みをつくる。
 細長い新規平面を用意して、レイヤーの3Dスイッチをオンにする。サイズは640の20位がいいだろう。

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太さに関してはいろいろとイメージ合うものを試してみよう

2.枠をつくる

 同じサイズの新規平面を幾つもコピーペーストしていき「回転」で90度角度を変えたものなどとあわせて枠組みをつくろう。一組できたらそれごとまとめて再びコピーペースト。Y軸をずらして上下させ格闘技で使うリングのロープのような状態を作れればOKだ。

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TOPビューから見ると画面の4辺に貼り付いている感じになるはず

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