Flash MXが登場してから大分経つが、プラグインの普及を考えるとまだプレイヤー5をターゲットとした制作が必要な場合も多々ある。しかし、MXになり作業が軽減されるような機能や、非常に便利だなと思える機能が多く追加され、出来ればバージョン6をターゲットとした制作に移行したいものだ。プラグインの問題などユーザの環境を考えて、より多くの人が見ることの出来るサイトにすることも非常に重要だが、制作側が最新のプラグインを必要とするサイトを制作し、プラグインのインストールを促していかなければ、普及率もなかなか上がっていかないのだとも思う。なので、この連載でもMXの機能も使用しながら紹介を行っている。今回からは、幾つかの新機能に焦点を当てて紹介していく。
今回その一つ目は、ボタンを無効にするアクションだ。例えば、ナビゲーションボタンがありボタンを押すとモーションが始まり次の画面へ移り、ストップする。このモーションしている間に別のボタンを押すことが出来てしまうと、ものによっては誤動作をするおそれがあるので、ボタンをムービークリップにし、モーション中は別のフレームに配置したグラフィックを表示させるなどして対処していたが、MXからは今回紹介するアクションを設定するだけで済んでしまう。
今回の作品は、下部に配置したボタンをクリックすると、イメージが次々とスライドしていく仕組みだ。ここでは、スライド中にボタンを無効にしている。
前回から、MXより追加された機能を幾つか紹介していく。ボタンを無効にする方法の2回目だ。今回は、前回作成したパーツを組み合わせて、主となるアクションを設定する。 |